女の子の薬をのんだら女の子を手放せた話
きのう、
"まえはなんか大変そうだったけど、いまは自然体なかんじする" と
長年の友が言ってくれた
※PMS(月経前症候群)とは:Premenstual Syndrome の略で、生理3~10日位前に始まる、
さまざまな精神的・身体的な不調のことです。ー小林製薬 命の母HPより抜粋
PMSで、友人を3人うしないました、
たぶん。
酒グセが悪いのは、その人の本性が表れているだけだといいますが、
自分はPMS、PMDDの症状と期間(10日くらい)が本当にひどく
そのころはまだPMSという言葉も知らなくて、月の半分くらいで起こる、
突然涙が出たり些細なことで大きく傷ついたりフラッシュバックを起こしたりの全てを
ただただ自分が悪いのだと思っていました。
低容量ピルの存在は知っていて、PMSに効くらしいともなんとなく分かっていたけど
避妊のために飲むのだと思われることへの抵抗があった
そしてこれはまたいつか話せるか、話さないかわからないけれど
昔一度のんだアフターピルの副作用と記憶の全てが本当に、ほんんっっっっっとうにしんどくて
ピルと名のつくものへの恐怖もかなり強かった
だけど、おそらくPMSが原因で距離を置かれたであろう人の顔が、浮かぶことが増えたり
その期間に一緒にいる人を大変に困らせ、責めて、混乱させてしまって大迷惑をかけ、
実際に関係を解消することが起きたりして
これ以上人に迷惑をかけたくないし、逆にPMSが原因でなければこれは本当に
ただただ僕に人間性の問題があるということだからとにかく解決策を探らなければと
わらをもすがる思いで婦人科の扉を叩いて、
半年が経って、
ほんとうに、すくわれました。
これは余談だけど、コンサータを処方された時は
確かに効果のある期間は効いてるけど、夕方すぎてお薬が切れた瞬間
忘れ物はするし乗り換えは間違えるし副作用すごいしですぐやめてしまったけれど
これで低用量ピルとコンサータ両方飲めたらぼくは完全体になるのでは?
と思うくらい。
低容量ピルも最初の3ヶ月、副作用すごかった
肌荒れがめっちゃくちゃすごかったのと、食欲増進もすごかった
途中でお薬を変えたのだけど1個目は気分悪くなったりもすごかった
でも、とにかくもうこれ以上ひとに迷惑をかけたくないの一心で続けたら
3ヶ月くらい経った頃から、生理予定日の前のおかしな精神状態が少しずつおさまってきて
ふつうに近く過ごせるか、やばくなっても"今やばい"と自覚が持てるようになった←これ超絶大事
低用量ピルと同時に、
人と外でお酒を飲まないこと
生理前、生理中はなるべく人に会わないこと
というルールを徹底していたのもあって
ちょっとずつだけど自分で自分のことがわかるようになってきた
そして自分として重要な変化があって
このブログに出てくる"お姉ちゃん"の登場がめちゃくちゃ減った
じぶんがじぶんとして居られる時間が長くなった体感があった
これにはなんだか、笑ってしまった
女という身体に生まれたから持つ特性の、対策のためにお薬を飲んだら
女由来の特性が薄れて、自分らしく居られるようになり
だけどそれをキープするためには、そもそも女しか飲む必要のないお薬を
飲み続ける必要がある、ってなんかちょっと
カルマを感じるな
ぼくはこの毎月婦人科で処方されるおくすりによって
女の子から少し解放されるのです
友人の言葉はそれを知ってか知らずか(絶対に知らんな)
会話の中でふとかけてもらった言葉で
もしかしたらこれが一つの理由なのではないかなと思ってのメモ。
明日は、ルール上家に篭るべき日だけど
お仕事で人に会わなければいけなくて、少し緊張している
絶対に迷惑をかけたくないのでいま一度確認。
今のぼくは大丈夫。
(たのむ)
五所川原の月
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